VTI(米国株)/VEA(日欧株)/VWO(新興国株)について
この3つのETFはいわば全世界投資における株式アセットの本丸ですね。
VTI/VEA/VWOについては設定来ほぼ全てのスパンでチャートを見比べてきました。
米国がここ数年間強い事はいわずもがなの周知の事実ですし、だからこそ割安ともいえる米国以外の株式も混じえた世界分散投資を取っています。
今回は直近6か月のチャートから見えるもの、感想などをつらつらと書いてみようと思います。
半年チャート パフォーマンス比較
半年間のトータルパフォーマンスは以下の通りです。
VTI: +16.16%
VEA :+11.70%
VWO :+11.61%
トピックとしてはコロナウイルスショックまでの間はVWOのパフォーマンスが最も高かったこと、その後VWOはコロナショックにより直近最大のドローダウンを経て、最終的にはVTIが最も高くなったことですかね。
相変わらずVWOはボラティリティが高いです。これを新興国債券でコントロール出来るとなると大分状況は変わるんですが、残念ながら新興国債券もなかなかマネージメントが難しいアセットですね。
あともう一点気づくのはグローバル経済がそうさせるのか、3本ともかなり相関性が高いですね。
ここに日経225を入れても大体似たようなチャートになりますね。
底からのリバウンド率
コロナショックによる一旦の底に見える場所に垂直線を置きました。
その下落ポイントからの現在値までの戻し率は以下の通りです。
VTI:5.46%
VWO:6.32%
VEA:4.13%
VWOはドローダウンもリバウンドも一番大きいですね。
ボラティリティの大きさがよくわかります。
うまく底で拾える、もしくはスイング出来るならVWOのまた違った投資妙味がでるかもしれません。
ドイツ株価指数 (DAX指数)を沿えて見てみる
VEAを考える際になんとなく参考にならないかとドイツ株価指数 (DAX指数)を追加してみました。
欧州株式市場の中でもDAXは絶好調です。さすが欧州の稼ぎ頭です。
この1年は米国市場すらアウトパフォームしていますね。
ドイツは欧州で独り勝ちですが、その財政黒字をギリシア、ポルトガル、イタリア、アイルランド、スペイン等の巨額の財政赤字国で相殺している構図が現在のEUです。
VEAの株価がなかなかうだつの上がらないチャートになりがちなのもこの構図にあるのかもしれませんね。
ただしVTIに比べPER/PBR共に割安なのと配当利回りも3%オーバーな点もあって一定数アセットに加えています。全アセットの10%程度ですが。
VWOはもう少し期待が高く20%程度まで保有していますね。
基本的にはチャートの尺を超長期で見たり半年で見たり、時事的なトピックを加味したりしながらこの辺りのバランスを都度微調整をしています。
正解は無いですからね。
理想は債券ETFまで含めた形
本当はここにBND(米国債券)とBNDX(米国以外債券)+EMB(新興国債券)まで加えたい所です。これらが一つのETFになってくれれば良いんですけどね。
各債券ETFを買い付けるのに都度手数料を払うのが少しネックですね。
いまは踏ん切りがつかずに現金+株式のアセットでとりあえず運用しています。
せめてBNDWを日本から買えるようにしてもらい、欲を言えば買付手数料が無料になれば完全に定期買付の主要銘柄に入るのですが。
SBI証券さん如何でしょうか・・・
それではまた。
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